更新日:2022.09.05 公開日:2022.08.31 加湿器の選び方・使い方

おさえておきたい加湿器選びのポイント

目次

加湿方式の違いとメリット・デメリット

加湿器には大きく分けて4種類の加湿方式があります。
加湿方式によって水を蒸気に変える方法が異なり、それぞれ特徴があります。
用途に応じて使い分けが必要ですので、まずは加湿方式の違いについてみていきましょう。

加湿方式の比較表

加湿器を選ぶときのポイント

【point1】加湿能力は適切か

加湿能力は「㎖/h」(毎時○○ミリリットル)や「㎏/h」(毎時○○キロ)の単位で表され、「1500㎖/h」であれば、1時間あたり1500mlもしくは1.5㎏の水蒸気を空気中に放出できるという意味です。この値が大きくなればなるほど一度に加湿できる能力が高くなり、より広い部屋の加湿ができます。
機種選定をするときに適用床面積(部屋の広さ)を目安にしますが、「天井の高さ」「換気量」「温度」も湿度に影響するため、単純に部屋の広さだけで選んでしまうと「加湿器を使っているのに湿度が上がらない…」ということにもなりかねません。
また、目標としたい湿度によって必要な加湿能力が変わりますので、的確な選定を行う場合「必要加湿量」を求めることで環境に見合った選定が可能です。

必要加湿力の求め方

【point2】日々のお手入れやメンテナンスの容易さ

加湿器のメンテナンスを怠ると加湿能力の低下や雑菌の飛散に繋がります。 お手入れやメンテナンスの容易さは日々の使い勝手に大きく影響する重要な項目ですので、様々な角度からチェックしましょう。
押さえておきたいチェック項目は3点です。

▼タンクへの給水はしやすいか?

給水は日々行う作業なので、タンクの取り外しがしやすくて取り付けやすいか、タンクの取り外しは出来なくても給水しやすいかをチェックしましょう。タンクが縦長タイプだと、蛇口の下に入らない場合もあるので、どこで給水をするのかも考慮しましょう。

▼タンクの水は排水しやすいか?

タンクの水を長期間貯めっぱなしにしてしまうと、カビや雑菌が繁殖し悪臭の原因となることやレジオネラ菌を飛散させてしまうこともあります。数日間使用しない場合は、排水の作業も必要となりますので、排水のしやすさも確認しておきましょう。

▼フィルタのお手入れや交換は必要か?

加湿方式によりフィルタのお手入れ方法は異なりますが、交換の有無・頻度・着脱のしやすさを確認しましょう。
交換不要のフィルタも増えていますが、何もしなくていいのではなく、フィルタを洗うお手入れは1~2週間に1回程度必要です。フィルタのお手入れや交換を怠ると加湿能力の低下や雑菌の飛散に繋がりますので、現実的に在籍するスタッフで必要なお手入れが可能なのか、お手入れ内容と人員を想定しながら確認しましょう。

加湿器は日々の給水や定期的なお手入れが欠かせませんので、導入台数が多ければ多いほどその負担も大きくなります。
また、設置台数が多くなると給水やメンテナンスの管理者があやふやになりがちで、管理が行き届かず水切れを起こし運転ができていなかった、メンテナンスがされておらず加湿能力が低下していた、などよくある事例です。お手入れしやすく、加湿能力の高い加湿器を選び台数を減らすことで、運用の負担も軽減できますので、日々必要となるお手入れやメンテナンスについてしっかりと事前確認をしたうえで加湿器を選びましょう。

【point3】タンクの容量は適切か

タンクの容量は必要加湿量や使用時間を考慮して選ぶことが大切です。「必要加湿量が大きい場合」や「連続で長時間使用する場合」にタンク容量が小さいと給水を頻繁にしなければならず、日々の負担が増えてしまいます。
使用環境に見合ったタンク容量なのか、タンクのサイズも事前に確認しましょう。

【point4】ランニングコスト

使用する上で必要となるランニングコストは主に「電気代」と「メンテナンス代」です。
電気代は加湿方式によって異なりますが、気化式では1ヶ月100円程度で済むものもあれば、蒸気式では数千円となるタイプの加湿器もあるので、消費電力の確認は必要です。
加湿器の種類によって、専門業者によるメンテナンスが必要なものとそうでないものがあります。専門業者によるメンテナンスが必要なものは、メンテナンス費用と交換部品についての確認を行いましょう。専門業者によるメンテナンスが不要なものは、交換部品の種類や価格や取替頻度についての確認を行いましょう。

【point5】本体サイズと重さ

加湿器は加湿能力が高くなればなるほど本体のサイズも大きく重くなり、加湿方式によっては加湿器の周辺が濡れることもあるため、設置スペースも考慮しておきましょう。また、加湿運転しかできないタイプだと使わない時期には「収納・保管場所」の考慮も必要です。

【point6】付加機能は必要ないか

加湿器には、除菌・殺菌・脱臭・空気清浄機能、湿度コントロールをする自動運転機能、さらにアロマ機能など、さまざまな便利機能をもつ製品があります。こうした付加価値がついた製品は価格も高くなりますが、加湿の目的に合わせた必要な機能を選びましょう。 加湿の目的としては、感染症対策などを目的する「人のための加湿」もしくは、ものの劣化や破損を防ぐことを目的とする「産業のための加湿」があります。

業種別にみる、加湿器選びのポイント

医療・福祉施設

抵抗力の弱いお年寄りや子供が多い施設なので、雑菌の飛散などを防ぐためにも衛生的な加湿器がおすすめです。
人の出入りが多く、待合室や共用部とオープンな空間が多いので、大型の加湿器が適しています。
使用台数が多くなってしまうと、運用するスタッフに設置状況を周知することが大変で、場合によっては給水がされていない加湿器も出てくるため、能力の高い大型加湿器を少ない台数で運用すると効率的です。
断続的に臭いが発生する環境では、換気量が多くとられていて湿度があがりにくいため、換気が何回転とられているかしっかり確認しましょう。

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オフィス・コールセンター

設置台数が多いと給水やメンテナンスが従業員の負担になるため、お手入れの負担が少ない加湿器を選びましょう。
広いオフィスでは大型の加湿器を選びましょう。美観が気になる場合は天井埋込タイプもおすすめです。
換気が多くとられているオフィスは湿度が上がりにくいため、換気量の調整をしましょう。
オフィス内の温度が高いと湿度は低く乾燥してしまいますので、エアコンの設定温度をなるべく低めに調整しましょう。

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学校・教育施設

小さな子供が触ってしまうと火傷などの危険性があるので、熱くならない加湿器を選びましょう。
休み時間ごとにドアや窓が開放されたりするので、短時間で加湿できるものがおすすめです。
抵抗力の弱い子供の多い施設なので、衛生面も考慮しましょう。

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工場施設

機械の熱を排出するために換気量をたくさん取っているところも多く、広いスペースの加湿が必要なため、大型の強力な加湿器や必要加湿量に見合うものを選びましょう。
チリやホコリが多い環境ではフィルタの目詰まりも起こしやすく頻繁な清掃や交換が必要なため、お手入れのし易いタイプがおすすめです。
水道水を使用しての加湿は白粉(ミネラル成分など)の付着の原因にもなるので、水の前処理は行いましょう。それが困難な場合は、水の前処理が不要なタイプの加湿器を選びましょう。

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美術館・博物館

広い館内と天井の高いスペースのところが多いので、大型で強力な加湿器を選びましょう。
乾燥によって収蔵品が変質・変形しないよう、温度や湿度を調節し、保存環境を整えましょう。
収蔵品によって適した温湿度環境は異なりますので、最適な温度や湿度の条件を確認しておきましょう。
貴重な文化財などの展示物に、加湿器から噴霧された水が直接かかってしまったり、白粉が付着したりしないよう、適した加湿方式を選びましょう。

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店舗・その他

広い館内と天井の高いスペースのところが多いので、大型で強力な加湿器を選びましょう。
不特定多数の人が出入りするところで、小さな子供が触ってしまうと火傷などの危険性があるので、熱くならない加湿器がおすすめです。
取り扱っている商品や展示物に、加湿器から噴霧された水が直接かかってしまったり、白粉が付着したりしないよう、適した加湿方式を選びましょう。

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日々の給水やお手入れをラクにする、業務用加湿器「うるおリッチ」

うるおリッチは、工事不要ですぐに導入できる、業務用の殺菌機能付き空気清浄加湿器です。
1台で150平米の広範囲をカバーする加湿・空気清浄能力をもち、医療施設や福祉施設の共用スペース、オフィス、工場内など、さまざまな環境でご利用いただいております。

うるおリッチの “ラク ”なポイント

▼給水がラク!

広範囲を1台でしっかりカバーできるので、設置台数を減らすことができます。さらに給水タンクも大容量なので、1回の給水で長時間運転ができ、給水頻度を減らすことができます。

▼日々のお手入れがラク!

自動クリーニング機能を搭載しているので、加湿エレメントの定期的な清掃や浸け置き洗いなど、面倒なお手入れは必要ありません。

▼シーズンオフのメンテナンス不要

メーカーが直接メンテナンスにも訪問し、加湿能力は低下していないか、異常箇所はないか、装置の状態を細かくチェックしています。お客様に行っていただくメンテナンスの必要はありません。

うるおリッチとは? 

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