更新日:2023.02.27 公開日:2023.02.27 身近な湿度のおはなし

スマホの結露にご注意

最近、お風呂場にスマートフォンやタブレットを持ち込んで、
リラックス時間を楽しんでいる方が増えているようです。
それと同時に、水に落とした訳ではないのに、
「水没」して故障してしまった!という方もいるようですが、皆さん経験はありますか?

お風呂場は他のお部屋に比べて湿度が大変高い場所です。
その湿度の差が大きいと、スマートフォンが結露する可能性があります。

お風呂に入る前のスマートフォン内部には、外部と同じ居室の空気が入っています。
しかし、湿度が高くて温かい空気でいっぱいのお風呂場に持って入ると、
スマートフォンの内と外では、大きな温湿度の差が生じます。
急激に温湿度が変わると、空気が含み切れなくなった水分が結露して、
スマートフォン内部に水滴が付着します。

結露してしまうと、水気によって汚れや金属の腐食が発生し、
誤作動を起こしたり、最悪の場合はデータが破損する可能性があります。

この場合、内部と外部の差が大きいと結露しているため、
防水スマートフォンであっても、発生する可能性があります。

万が一結露してしまった場合は、急激に乾燥させず、
電源を切って乾燥した部屋に置き、1~2時間放置して自然乾燥を待つのが良いそうです。

11月〜2月などの気温が低い時期は、お風呂場でなくても、結露が起こるリスクが高まります。
例えばですが、外から帰ってきた直後や、窓際に置いていた場合などは
外気によりスマートフォンが冷えてしまい、
室温との温度差により同様に結露の可能性があります。

ちなみにスマホやタブレットだけではありません。
ポータブルのゲーム機も同じです。
任天堂は大寒波の際に、Switchの結露について注意喚起がありました。

スマートフォンの結露のリスクを少しでも減らしたい場合は充電の際も注意が必要です。
冬場などは帰宅した際にスマートフォンが外気で冷えている場合があります。
帰宅後すぐに充電してしまうと結露のリスクがあるようです。

人間も急激な外気の変化があると、体に不調が起こるのと同じように、
スマートフォンにも気をつかってあげてくださいね。

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