
更新日:2026.01.23 公開日:2017.02.17 身近な湿度のおはなし
【2026年】今年の花粉症はいつから?飛散量予測と効果的な対策
環境省の調査や日本気象協会の予測(2026年1月時点)によると、2026年春の花粉飛散量は、東日本や北日本を中心に例年より多くなると予想されています。特に東北地方では、前年の数倍に達するとの予測も出ています。
東京都内では、2月初旬から本格的な飛散が始まると見込まれています。気象庁の長期予報では、1月の気温が平年より高めと予測される日もあり、統計史上最速を記録した昨年同様、早めの備えが必要です。
環境省の調査や日本気象協会の予測によると、花粉の飛散量は毎年異なり、予測も発表されていますが、どのような条件で多くなるのでしょうか?
それには、前年の夏の気候が大きく影響しています。
花粉症で最も患者が多いスギ花粉は、7・8月にかけて作られます。夏に日照時間が長く、気温が高いと、光合成が盛んになり、花粉の発生源となる雄花の生長が促されます。反対に気温が低めな夏や、雨が多い夏は雄花が少なくなり、翌年の花粉量も減ります。
雄花は11月頃までに完成し、中に大量の花粉が作られます。その後、冬の寒さや日照時間が短くなることで、活動を休止する休眠に入ります。そして、一定期間の休眠を経て目覚めると、開花準備期間に入ります。気温の上昇に促されて開花し、花粉を飛ばし始めます。この準備期間の気温が高い暖冬だと早めに開花し、低温だと開花が遅くなります。
「今年の夏は暑かったため、次の春に花粉の飛散が多くなる」と言われるのは、このような過程を経て、スギ花粉が作られるためです。
さらに年ごとの飛散の増減には、多い年と少ない年が交互に訪れる傾向があるとされています。そのため、昨年は花粉症の症状が良くなったと思っていたら、今年はひどく苦しんだ…という経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
花粉が特に多く飛ぶ、このような日は花粉症対策を徹底しましょう。
・晴れて気温が高い日
・空気が乾燥して、風が強い日
・雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあと
厚生労働省などの公的機関でも推奨されている通り、有効な花粉対策の一つとして、室内の湿度を高めることをおすすめします。
乾燥していると、花粉の微粒子が空気中に浮遊し、吸い込んでしまいます。ある程度の湿度がある空間では、花粉の微粒子が水分を含んで重たくなり、落下させることができます。
目安は相対湿度50~55%が効果的と言われています。
その他の対策として、排気がクリーンな掃除機を利用し、こまめに掃除機をかけることが理想的です。
しかし、毎日掃除機をかけるのは負担が大きいという方に、朝と夜にちょっとしたひと手間を加えることをおすすめします。
朝起きた際にベッドメイクをします。その際に荒々しく行い、布団に付着した花粉を落とします。
その後、寝具全体にシーツをかけてください。
夜に寝る際には、朝にかけたシーツをそっと剥ぎ取りそのまま洗濯をします。
これだけでも花粉症対策として有効ですので、ぜひお試しください。
花粉という文字を見るだけでくしゃみが出てしまう。なんて言う方もいらっしゃるでしょう。
花粉の飛散予測を参考に、しっかりと花粉対策して備えてくださいね。