更新日:2023.08.08 公開日:2016.08.19 身近な湿度のおはなし

熱中症と湿度の関係

セミの鳴き声が響く、本格的な夏が続いています。

ここ数年で、熱中症という言葉をよく耳にするようになりました。
屋外だけでなく、室内や夜間、病院へ搬送される人が増えているようです。

熱中症と聞くと気温が高いことが原因と考えがちですが、水分不足や相対湿度も大きく関係しています。

そもそもヒトは恒温動物なので、体内温度を一定に保とうとします。
寒くなるとふるえ、暑くなると汗をかき熱を逃がそうとするのです。

一方、空気は非常に良い断熱材であり、基本的にはあまり熱を伝えないので、気温が高いと熱が逃げにくくなり、体内にこもってしまいます。

こうなると汗をかくことが頼りになりますが、湿度が高いと汗が気化しにくく、発汗も自然に抑制されます。

湿度75%以上となる真夏日もよくありますので、暑くなっても汗がかけなくなり、体の調整がとれず、熱中症になるのです。

室内での熱中症は、4割が睡眠中であるというデータも出ていますが、夜間25度以上の気温になる熱帯夜が続くと、寝ている間の自分の体の変化にも気付かず朝方そのまま熱中症に・・ということが起こるのです。

寝る前と起床後は、必ずコップ一杯程度の水分を摂取するように心がけましょう。

最近では熱伝導率の良い、接触冷感を売りにした商品も多数あります。
室内の湿度をコントロールする手段もたくさんありますので、寝心地の良い空間づくりはもちろん、熱中症対策にも、猛暑といわれるこの夏は日々気をつけていきたいものです。

 

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