更新日:2022.08.26 公開日:2015.10.08 身近な湿度のおはなし

環境や人種の違いによる、体感温度の違い

10月に入り、肌寒い日も少しずつ増えてきました。

人のための空気調和でも少しご紹介していますが、私たちが感じる暑さ・寒さなどの体感温度は人種や性別、環境などにより異なります。

真冬の街中で、半袖のTシャツを着た外国の方を見て驚いた経験はありませんか。
なぜこのような違いが出てくるのでしょうか。

■体温の違い
欧米人の平均体温は37度超え、日本人は36.2度前後というデータがあり基礎体温に0.7度程度の差があることがわかります。

体温が低ければ、寒さに弱く、体温が高ければ、寒さに強く病気に対する抵抗力が強いので、
基本的な部分で日本人は寒さに弱いことが言えます。

■汗腺の数 汗を出す部分は汗腺と呼ばれますが、その数は暑い地域のフィリピン人では280万個、日本人は230万個、ロシア人は190万個あるといわれています。
数が少ない程、熱を逃がしにくい体だと言えます。

この汗腺の数は3歳までの育った環境により決まり、暑い環境で過ごせば数が増え、寒い地域で過ごせば数は増えず、寒さに強く、暑さに弱くなります。

■ベルクマンの法則 恒温動物では、寒い地域の方が体が大きくとなる法則があります。
保温するためには大きな体の方がよいといわれていますが、平均身長をみると北欧では平均180センチ以上、日本人は171センチ、メキシコでは167センチのというデータがあります。

■元々のからだのつくり
日本人が寒さに弱いのは「暖かさを溜められない体」だからとも言えます。
日本は古くから高温多湿環境のため、からだが温湿度を溜め込まないつくりになっているのです。

また、外国の方が来日時、困ったことでよく挙げるのが、日本の湿度の高さだという話もありますが、環境への慣れも大きくかかわっているようです。

上記のほかにも冷点の数や筋肉・脂肪のつき方、体毛の濃さ、赤血球の数や筋肉量の違いなど、たくさんの項目が要因として考えられます。

温度や湿度を感じ取る人間の優れた感覚には本当に驚かされます。