更新日:2022.08.26 公開日:2016.03.17 身近な湿度のおはなし

冬よりも春の方が乾燥している?!

3月に入り、暖かさを感じる日も徐々に増えてきました。

家庭でも企業でも冬は乾燥するため加湿をすることが一般的になりつつあります。
ただ、春が乾燥しやすいという点は、見逃している方が多いのではないでしょうか。

実際に、一番寒い2月から4月までの外気の相対湿度は、ほぼ同等の数値になっています。

日本列島は春と秋、移動性高気圧に覆われます。

春に訪れる移動性高気圧は、もともと揚子江流域で発生した「揚子江気団」によるもので、暖かく乾燥した空気を含んでいます。

日本にはそのちぎれた一部が偏西風に乗って移動してくる為、春先の大気は乾燥し、風の弱い穏やかな晴天となるのです。

またこの時期多くの方が悩まされる花粉ですが、最近では花粉だけでなく、タクマラン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原から
発生した黄砂の飛散量増加や昨今大気汚染のキーワードとしてよく耳にする微小粒子物質(PM2.5など)が、大陸からの移動性高気圧に乗って多く運ばれてきます。

元々乾燥している空気にアレルギー物質をのせ風が吹き込む点、気温が上がってくる点春になり加湿を止めてしまう点などの要因が重なり乾燥が進んでしまうのです。

実際、湿度対策に敏感な印刷工場や製造工場では、この時期特に乾燥を感じることが多いようです。

三寒四温を繰り返しながら、本格的な春へと変わる時期、アレルギー物質からのどや鼻・目の粘膜を守るためにも
加湿対策を引き続き行うことで快適に過ごしたいものですね。