更新日:2022.08.26 公開日:2015.12.10 身近な湿度のおはなし

結露のしくみ

寒い冬。朝起きるのが辛い季節になってきました。
この時期の朝、同じように悩まされるのが『結露』です。

朝起きると窓ガラスに結露がビッシリとついていて、掃除に追われたり、放置した結果カビが生えてしまうといった経験はありませんか。

結露を起こす仕組みは、空気の温度と目には見えない空気中の水蒸気量の関係にあります。

空気の中には水蒸気が含まれており、保有できる水蒸気の限界量を『飽和水蒸気量』といいます。
飽和水蒸気量は気温によって異なり暖かければ(気温が高い場合)多く含むことができ、
冷たければ(気温が低い場合)保有できる量は少なくなります。

外気(外の空気)と内気(部屋の中の空気)は窓ガラスや壁を隔てて隣り合っています。
特に熱伝導率の高い窓ガラスやサッシは、外からの冷気を通しやすく、それにより暖かい内気の温度を下げる働きをします。
冷やされた内気は持ちきれなくなった水蒸気を付着しやすいガラスの表面に水滴として付着します。 これが結露の起こる仕組みです。

一言で結露といっても、実は大きく2種類あります。

私たちが普段目にする、ガラス窓やサッシなどの結露は『表面結露』を指しますが、放置しているとカビやダニの原因になります。
もう1つは『内部結露』と言い、室内や建物外部から流れ込む暖かい空気が壁(断熱材)内部に侵入し
、空間内で空気が冷やされることによって起こる、壁内部での結露を指します。
住まいの基盤となる部分を腐らせ、強度低下を引き起こす恐ろしいものです。

また、名前のとおり冬季に起こる結露を『冬型結露』、夏季の地下室やエアコンが効いた部屋の冷たい壁などに、
高温多湿な空気が流れ込んだり接触することで、冷やされて起こる結露のことを『夏型結露』と言います。

空気と湿度の関係はとても複雑で私たちの目に見えない部分にも大きく影響を与えていることに、とても驚きます。